乗務日記 Feed

2018年10月23日 (火)

ほくほく線の乗務日記・特別編

こんにちは。

今日は先日までにご紹介した「大地の芸術祭・里山紀行」のオフショットを掲載したいと思います。

普段、裏側のストーリーはあまりお出ししませんが、今回は多くの方々に支えられましたのでちょっとだけ。

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車掌業務を担当してくださった上村運転士(左)と本務の内山運転士(右)。

なんと、ベテラン電車運転士の内山さんは、雪月花の運転をするために、気動車の免許を取得してくださったのです!

北越急行様、ありがとうございました。

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ホックン・・・階段をありがとう。

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越後湯沢駅の山口駅長。輝く白服でのお出迎え、ありがとうございました。

旅の締めくくりは万全でした。

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下井さん、いつもありがとうございます。

(なぜかこの写真、駅弁を持っていません!)

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もちろん、川西康之デザインのサボを。

前日に専属車掌が挿入しました。

今回のサボは・・・(詳細はまた次回)

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2018年10月 5日 (金)

ほくほく線の乗務日記・後編

こんにちは。今日は「大地の芸術祭・里山紀行」のクライマックスです。

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大地の芸術祭を堪能されたお客様を乗せ、十日町駅をあとにする雪月花。

十日町市観光協会様の盛大なお見送りを受け、ここからダメ押しの演出が続きます!

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特徴的な十日町の高架を緩やかに加速していったかと思うと、

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筒石駅・・・ではありません!美佐島駅です!!

全国で5箇所しかないトンネル駅のうちの一つに雪月花が滑り込みます。

(ちなみに5箇所のうち3箇所が新潟県なんですよ。)

常連様もこの表情!

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短い停車時間ですのでお客様の動向から目が離せません。

長いトンネルを抜けるとそこには、

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魚沼っ!!!

少し八海山には雲がかかっているようですが、魚沼の広大な田んぼがお出迎えです。ここから高架を降りていくとついに北越急行様の本拠地、六日町駅です。

が、

通過します。

北越急行様のファン向け演出、「特急はくたかを彷彿させる通過ルート」!!

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雪月花はほくほく線のホームに入る手前でJRの線路に突入し、往年のルートで六日町駅を通過して行きます。粋な演出に後部ハイデッキに群がる皆様。

北越急行の皆様、ありがとうございました。

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さて、ここからがクライマックス。

列車はJR上越線に突入するという本日2度目の歴史的瞬間を迎えます。

風光明媚な車窓にゆったりとした時間が流れる中、運転士が微笑みながら減速を始めます。

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皆さん、この方をご存知でしょうか?

そう、ライフスタイル雑誌「自遊人」の編集長にして、人気旅館「里山十帖」を手がけるクリエイティブ・ディレクター、岩佐十良氏です。

雪月花の調理企画・プロデュースとアドバイザーをご担当いただいているほか、来年の「新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン」の総合プロデューサーとしてもお馴染みですね。

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JR上越線の大沢駅は「里山十帖」の最寄り駅、ホームには・・・

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岩佐十良ご本人の登場です!!

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初めて越後湯沢に向かう雪月花を自ら歓迎したいと、ご多忙の中、秘書の方お一人を伴って単身、お越しくださいました。

車内のお客様に深々と頭を下げる岩佐氏。

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続けて大きく手を振られる岩佐氏に、車内は感動に包まれます。

我々クルーもこみあげてくるものが。。。

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列車が見えなくなるまで、深いおじぎと大きなお手振りを繰り返していただきました。

感動的な対面を終えた雪月花は、ついに終点、上越新幹線の越後湯沢駅へ。

こちらではJR越後湯沢駅長様が横断幕にてお出迎えいただきました。

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北陸新幹線の上越妙高駅を出て6時間40分。お客様はとてもご満足いただいたようで、「ありがとう」「楽しかったわ」と口々に感謝のお言葉を述べられて列車をあとにされます。

ご乗車いただきました皆様、ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。雪月花はまた一つ、大きな特別運行を終えることができました。

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では、次回からのアテンダントブログでは、恒例の舞台裏をご紹介して参ります。

おかげさまで秋の雪月花はほぼ満席のご予約をいただいております。冬期特別運行も近付いて参りました。皆様のご乗車お待ちしております。

2018年9月19日 (水)

ほくほく線の乗務日記・中編

こんにちは。今日は前回に引き続き、9月7日の特別運行「大地の芸術祭・里山紀行」の様子をご紹介して参ります。

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くびき駅をあとにした雪月花はいよいよトンネル区間へ突入。

ラグジュアリーな照明が車内の雰囲気を演出します。

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トンネルの合間から垣間見る越後妻有の里山がなんとも言えません。

天然記念物「虫川の大杉」を横目に、列車は「鍋立山トンネル」へ突入です。「北越北線建設一の難工事区間」として名高い「鍋立山トンネル」。「65m掘って95m戻された」というトンネルです。なんと、

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北越急行様のファン向け演出、儀明信号場での行き違いが!!

(専属車掌注:単線鉄道は、どこかに行き違いの設備を設ける必要があり、駅以外の線路で、行き違いの設備だけを設けたものを「信号場」と呼びます。)

普通列車の高速通過を見ようと後部ハイデッキに群がる皆様。

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長大トンネルの興奮冷めやらぬ中、列車は草間アートの待つまつだいへ。

ここから本日のメインイベントである下車ツアー「大地の芸術祭」です。お客様には芸術祭メイン会場の一つ「農舞台」と作品群をご覧いただきます。

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ここでおもてなしいただいたのは松之山温泉の女将さんたちと、北越急行の渡邉社長。入浴剤までプレゼントしていただきました。

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ちなみに松之山温泉といえば日本三大薬湯の一つ。要チェックですよ!

http://www.matsunoyama.com/

 (外部サイトへ飛びます)

ホームには、見送りを終えてプライベートで応援に駆け付けたトキ鉄運転士の姿も。今回直接関わらない社員にとっても大きなイベントなんです。

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たまたま遠足で訪れていた園児の皆様は銀朱色の見慣れぬ列車に興味津々。

小さな来客に専属車掌もこの表情。

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再びお客様を乗せた雪月花は、68系特急はくたか号の石像に見送られまつだいを出発。信濃川の長い鉄橋を渡り、いざ河岸段丘の十日町に突入です。

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十日町の駅では駅長様と観光協会の皆様、そして舞踊協会の皆様の踊りで盛大にお出迎えいただきました。

揃いの着物ときれいな踊りは壮観。皆様、ありがとうございました。

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お客様は再び途中下車。「キナーレ」と「クロス10」にご案内です。

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次回は六日町を超えJR上越線へ。あの人が登場します。

ご期待ください。

2018年9月12日 (水)

ほくほく線の乗務日記・前編

こんにちは。前回のブログから随分時間が経ってしまいました。

実はこの間、他社線乗入れ第4弾(※)の準備をしていたのです。

 

「大地の芸術祭・里山紀行」のご案内(PDF)はこちら

 

これです!いよいよ、ほくほく線への乗入れが実現しました!

今回から複数回にわたって、その様子をご紹介して参ります。

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この「大地の芸術祭・里山紀行」は3年に1度開催されるアートの祭典「大地の芸術祭」(大地の芸術祭実行委員会)をきっかけとしており、新潟県内の2つの第三セクター鉄道が初めて本格的に連携するという大きな一歩で、沿線の皆様にも多大なるご協力を頂戴しています。

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上越妙高駅ではささやかなセレモニーを行い、そこに雪月花が滑り込みます。

なんと、普段は「越乃Shu*Kura」号の見送りをしておられるJR上越妙高駅の皆様まで駆けつけていただきました。

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「大地の芸術祭・里山紀行、越後湯沢行き、間もなく発車時刻です。」

専属車掌が車外マイクで呼びかけると、旅の始まりです。

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たくさんの皆様に見送られ、6時間40分の旅をスタートさせた雪月花。

妙高山麓の二本木、妙高高原を経てトキ鉄沿線を堪能していただいてから、ほくほく線、大地の芸術祭へと向かいます。

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妙高高原から妙高はねうまラインを一気に下った雪月花は大勢のトキ鉄社員が待つ本社所在地、直江津へ。

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「今日はこっちに行くんやったな!」

と課長さんたち。笑顔で見送り位置にスタンバイします。

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汽笛の声も高らかに、雪月花はえちごトキめき鉄道・直江津駅を後にします。

ここからがトキ鉄の怒涛のお見送りです。

まずは左側に設備センター。この線路との親和感。

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直江津運転センターは流石運転系!所長以下等間隔に整列です。

社員の皆さん、ありがとうございました!

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昨年の新潟行きに続き2度目の関川を渡ってJR信越本線へ。

お客様の雰囲気もやおら緊張感と高揚感に包まれてきます。

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犀潟駅を通過して分岐を渡り、「ATS(自動列車停止装置)」は「P型」に。

いよいよ北越急行・ほくほく線に入ります。まさに、歴史的な瞬間です!

運転士が一気にノッチを投入し、頸城平野に雪月花のエンジン音を轟かせます。

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ほくほく線は入ってすぐがもうハイライト。

黄金色の稲穂が一面頭をもたげる平野の中、左に米山、右に頸城三山を見ながら真っすぐ進みます。

その美しさ。

車内は一瞬の歓声のあと静寂に包まれます。

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くびき駅のアートな駅舎を見学し、列車は「越後妻有地区」へと進みます。

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では、次回をお楽しみに。

(※冬期特別運行便を除く)

2018年5月11日 (金)

信州上田への乗務日記・番外編

こんにちは。

2回連続でお伝えした、4月13日の特別運行「上越高田・上田号」。今日は番外編としてその舞台裏をご紹介したいと思います。

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ご覧ください。このセンスを感じるポスターを。

デザインはもちろん川西デザイナーです。

「企画を知った段階からこのデザインが浮かんでいました。」

と振り返る渾身の作は、中心に「毘」を配置した上越沿線の皆様が胸を熱くするデザインです。

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上越、上田の両市で大々的に記者会見が行われ、発売した商品が即日完売した頃、こっそり行われたのが試運転。

観光列車「ろくもん」が、高田駅にやって来ました。

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初めてのトキ鉄線内の走行のため、運転士をはじめとしたトキ鉄のスタッフも緊張の連続です。

沿線にはファンの皆様がたくさんいらっしゃいました。

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ろくもん客室乗務員の皆様は高田駅で記念撮影、

かけ声はもちろん「ハイ、ろくもん~♪」。

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さて、運行日が迫った4月某日。快晴のこの日、ついに雪月花の試運転です。

社長の嶋津が乗り込み、入念に沿線の見どころと車内の演出をチェックします。

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初めて善光寺平に降り立つ雪月花。

「冠着太鼓」での盛大なおもてなしが予定されている戸倉駅では、お客様の動線を確認します。

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駅員さんのDIYだという木の壁が印象的な戸倉駅は、戸倉上山田温泉の玄関口で、そば屋さんや喫茶店が現役の魅力的な駅です。

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ろくもんも停車実績がない三才駅は専属車掌のチョイス。

さらなる魅力がないか、危険な箇所はないか、チェックです。

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Dscn1988 ホームがカーブしているので、大きな段差に注意が必要ですね。

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しな鉄線内は専属車掌とは別に本務の車掌が乗務します。このお二人を紹介しなくてはいけませんね。

しなの鉄道様で車掌の指導を担当されていらっしゃる寺島さん(左)と当日の乗務を担当してくださる佐藤さん(中)。お世話になりました。

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続いて牟礼駅では、明治時代から現役の跨線橋も確認し、ファンの方の質問に備えます。「越屋根(こしやね)」が美しい牟礼の駅舎は、観光協会の事務所としても活用されています。

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名物だった天狗のモニュメントは老朽化のため、新しいモニュメントに変更されています。こちらもきれいですね。図柄は飯綱名物の林檎です。

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飯縄山、黒姫山と北信五岳の山麓を走行した雪月花は一気に高田へ。

高田駅ではお出迎えイベントに備え、広いホームに停車させます。入念に停止位置の確認をします。

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最後に、川西氏デザイン、燕振興工業謹製の特製サボを差し込みます。

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かくして、雪月花とろくもんは川中島を越えて、無事に特別運行を務めることができました。

今後とも、折に触れて特別運行(他社線への乗入れ)を実施して参ります。

皆様、応援よろしくお願いします!

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