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2018年5月

2018年5月17日 (木)

販売プロジェクト、出発進行!

こんにちは。えちごトキめきリゾート雪月花はこの4月、平成28年4月23日の運行開始から2周年を迎えることができました。

今日は通常の乗務日記をお休みして、専属車掌よりその関連イベントについて報告させていただきます。

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「販売プロジェクト、出発進行。」と題し、4月22日(日)に初めて開催した廃品となった鉄道関連部品の販売会。

雪月花の2周年ということで、普段お出ししない雪月花に関連する商品を初めて出品いたしました!今回は解体された赤レンガや旧北陸本線の関連商品があることから、会場は糸魚川駅です。

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ご覧ください。初めての試みで、とても集客に不安があったのですが、この行列です。先頭の方は前日からお並びいただいたとか!

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時間となり、皆様にご挨拶申し上げ、いよいよ販売開始です。

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先頭の方から順に、商品を選んでもらいます。

一方こちらは入札、抽選商品の受付けコーナー。

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必要事項を記入して投書していただきます。雪月花の行先表示板(サボ)などは点数が少ないため、入札方式とさせていただきました。たくさんのご入札、ありがとうございました!

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一方、即売となるレール文鎮や限定20個のレンガは、地元の方やお子様に大変人気。お品物によっては中村糸魚川駅長が梱包をお手伝いです。

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「第1回トキ鉄販売プロジェクト」は入札、抽選方式を中心としたため、即売の商品は少なく、約45分間で完売となりました。

「販売プロジェクト」という名称には、単なるファンサービスではなく、第3セクターの地方鉄道があらゆる増収策に取り組む姿勢、さらに、貴重な鉄道遺産を、大事にしてくれる方に保管、活用していただきたい、という意味や願いが込められています。

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今後とも、魅力あり、かつ意義のある販売プロジェクトの企画を用意して参ります。どうぞご期待ください!

2018年5月11日 (金)

信州上田への乗務日記・番外編

こんにちは。

2回連続でお伝えした、4月13日の特別運行「上越高田・上田号」。今日は番外編としてその舞台裏をご紹介したいと思います。

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ご覧ください。このセンスを感じるポスターを。

デザインはもちろん川西デザイナーです。

「企画を知った段階からこのデザインが浮かんでいました。」

と振り返る渾身の作は、中心に「毘」を配置した上越沿線の皆様が胸を熱くするデザインです。

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上越、上田の両市で大々的に記者会見が行われ、発売した商品が即日完売した頃、こっそり行われたのが試運転。

観光列車「ろくもん」が、高田駅にやって来ました。

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初めてのトキ鉄線内の走行のため、運転士をはじめとしたトキ鉄のスタッフも緊張の連続です。

沿線にはファンの皆様がたくさんいらっしゃいました。

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ろくもん客室乗務員の皆様は高田駅で記念撮影、

かけ声はもちろん「ハイ、ろくもん~♪」。

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さて、運行日が迫った4月某日。快晴のこの日、ついに雪月花の試運転です。

社長の嶋津が乗り込み、入念に沿線の見どころと車内の演出をチェックします。

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初めて善光寺平に降り立つ雪月花。

「冠着太鼓」での盛大なおもてなしが予定されている戸倉駅では、お客様の動線を確認します。

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駅員さんのDIYだという木の壁が印象的な戸倉駅は、戸倉上山田温泉の玄関口で、そば屋さんや喫茶店が現役の魅力的な駅です。

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ろくもんも停車実績がない三才駅は専属車掌のチョイス。

さらなる魅力がないか、危険な箇所はないか、チェックです。

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Dscn1988 ホームがカーブしているので、大きな段差に注意が必要ですね。

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しな鉄線内は専属車掌とは別に本務の車掌が乗務します。このお二人を紹介しなくてはいけませんね。

しなの鉄道様で車掌の指導を担当されていらっしゃる寺島さん(左)と当日の乗務を担当してくださる佐藤さん(中)。お世話になりました。

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続いて牟礼駅では、明治時代から現役の跨線橋も確認し、ファンの方の質問に備えます。「越屋根(こしやね)」が美しい牟礼の駅舎は、観光協会の事務所としても活用されています。

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名物だった天狗のモニュメントは老朽化のため、新しいモニュメントに変更されています。こちらもきれいですね。図柄は飯綱名物の林檎です。

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飯縄山、黒姫山と北信五岳の山麓を走行した雪月花は一気に高田へ。

高田駅ではお出迎えイベントに備え、広いホームに停車させます。入念に停止位置の確認をします。

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最後に、川西氏デザイン、燕振興工業謹製の特製サボを差し込みます。

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かくして、雪月花とろくもんは川中島を越えて、無事に特別運行を務めることができました。

今後とも、折に触れて特別運行(他社線への乗入れ)を実施して参ります。

皆様、応援よろしくお願いします!

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