2018年4月18日 (水)

信州上田への乗務日記・前編

こんにちは。更新が滞っていて申し訳ございません。

冬期特別運行を無事終えた雪月花は、実は通常運行の合間に大きなイベントの準備をしていたのです。それが4月13日の特別運行「上越高田・上田号」です。

 

「上越高田・上田号」についてはこちら(PDF)

 

昨秋の、JR様の要請で運行した他社線乗入れとは異なり、我々が自ら商品を販売する本格的な運行の第一弾。

今回は、その様子をご紹介して参ります。

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上越、上田の両市、両商工会議所の繋がりを背景に、その懸け橋として相互乗入れを拝命した観光列車「ろくもん」と「えちごトキめきリゾート雪月花」。

「妙高はねうまライン」から「しなの鉄道北しなの線」「JR信越本線」「しなの鉄道線」を経由し、川中島を越えて信州上田まで。壮大な運行へいざ、出陣です。

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午前便は直江津、高田、上越妙高の各駅からご乗車いただける設定としており、専属車掌が緊張気味に手笛を吹鳴すると、サポーターズクラブの皆様に見送られ、雪月花はゆっくりと直江津駅を後にします。

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春日山にも見送られた雪月花は高田駅に滑り込みます。今回の時期設定は「高田城百万人観桜会」と「上田城千本桜まつり」を背景としており、高田駅がメインの起点です。ここでは地元園児の皆様が集まってくださいました。

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そしてなんと、御館様(上杉謙信公)が!!記念すべき上田への初陣を見送るため、御自らご出陣いただきました。「上杉おもてなし武将隊」の皆様、ありがとうございました。

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続いて列車は、スイッチバックを経て二本木駅へ。

通常便と同様、専属車掌が「二本木駅ミニツアー」にご案内します。地元上越からご乗車の皆様も、なかなか訪れることのない二本木に興味津々のご様子です。

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東條管理駅長に見送られ、列車は急勾配を登ります。

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ご覧ください、この美しい「妙高山」を。「はねうま」がはっきり浮き出た「越後富士」も、初陣を祝っています。

一方車内ではワインのサービスが始まります。

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今回は「岩の原葡萄園」様との初コラボ。「日本のワインぶどうの父・川上善兵衛」の生誕150年を迎えた「岩の原葡萄園」より、企画部長でソムリエの鋤柄様にご乗車いただき、自慢のワインをサービスしていただきます。

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「逆Ω」を俯瞰した雪月花は県境を越え、長野県へ。まさに歴史的な瞬間です!

旧北国街道沿いの「しなの鉄道・北しなの線」、「関川の関所」「小林一茶の故郷・柏原宿」と、名所旧跡が続きます。

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「武州加州道中境」の牟礼駅では満開の桜がお出迎え。ここは江戸から金沢への加賀前田藩の大名行列のちょうど中間地点。JR時代は牟礼駅から東京と金沢の運賃が同じだったんだとか。

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「北信五岳」の「飯綱山」を振り返りながら、「善光寺平」へ下ります。

長野のベッドタウンを快走した雪月花は最後の停車駅、戸倉へ。

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「姨捨伝説」でお馴染みの「冠着山」が後方にそびえ、「戸倉上山田温泉」の玄関口である戸倉駅。「冠着太鼓」と温泉のお湯で淹れたお茶が雪月花を盛大にお出迎えです。

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「北信五岳」の美しい山並み、山あいの満開の桜、広大なリンゴ畑とベッドタウンの快走、そして因縁の地「川中島」・・・あっという間の3時間です。

列車は「真田三代の城下町」上田に到着してしまいました。

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ホームにはしなの鉄道様の玉木社長をはじめとした大勢の皆様が!

雪月花の初陣の喜びを、お客様、クルーと一体になって分かち合いました。

上田の皆様、本当にありがとうございました。

しかしっ!今回の雪月花はこれで終わりではありません。そう、午後便です。

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午後便ではなんと・・・

ここから先は次回、お伝えします。お楽しみに!

2018年2月 7日 (水)

今週の乗務日記

こんにちは。「冬期特別運行・高田コース」、好評運行中です。

その様子を少しご紹介します。

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2月のフレンチ便は、上越市と「雪室推進プロジェクト」とのコラボ企画で、食材には可能な限り雪室貯蔵して旨味を引き出した食材を使用しています。

ランチョンマットは「おいしいカルチャーショック」に変更されています。

※雪室:豪雪に悩まされた上越地方はかつて、天然の雪を貯蔵し冷熱源とした。

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この日の「雪国の雁木通りツアー」は特別編。

瞽女の門付けを再現した「あわゆき道中」を見学していただきます。

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瞽女とは、盲目の女旅芸人で、高田瞽女の中には人間国宝にも指定された親方が存在しましたが、現在は保存のため、目の見える歌い手が継承しています。長期間の巡業先で、瞽女が来たことを告げて回る門付け。昭和39年に高田瞽女が最後の巡業を終えた今、この再現イベントでしか見ることができません。

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瞽女さんに扮した皆さんが角巻を着て門付けに旅立った後は、実際に雪国装束を試着していただきました。雁木干し大根が撮影に花を添えます。

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瞽女唄の余韻に浸りながら、列車は豪雪の急勾配を一路二本木へ。

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そろそろ雪下ろしが必要でしょうか・・・

新井駅では、恒例のトキテツくん雪だるまに加えて、

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ミニかまくらです!!もちろん、駅長と除雪スタッフの皆さんの渾身の作!

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冬期特別運行「高田コース」、まだ間に合います!

皆様のお電話、お待ちしております。

2018年1月29日 (月)

1月の乗務日記

ご無沙汰しております。1月は「冬期特別運行・高田コース」、多くの皆様にご乗車いただいております。

その様子を少しご紹介します。

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ついに降りました。雪です!

皆様、越後上越は雪の中です。1・2月は「雪国の雁木通りツアー」をメインとした「高田コース」です。それでは、出発進行!!

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冬期特別運行の魅力の一つである日本海の荒波を横目に、列車は直江津を経て「花と歴史の城下町」高田へ。

と、その前に。

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ご覧ください、このハイデッキ。ランプがおかしい!!

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この度、ハイデッキ席(貸切)のテーブルランプは上越市のガラス工房「falaj」丸山氏によるオブジェに変更されております。

なんのオブジェかは、実際にご覧ください!

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このお出迎えをご覧ください。

地元有志の皆様によります高田駅での雪国装束を用いたお出迎え。パンフレットでもご紹介しておりますが、お客様からは歓声が聞こえます。

いよいよ、「雪国の雁木通りツアー」の始まりです。

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昨年大好評だった高田の街歩きですが、一部、「高田って城下町なの?」という声も聞かれました。今年はグレードアップした雁木通りツアー、バスで市街地を巡ります。

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バスは北国街道沿いのアーケードから雁木通り、高田城の堀周りを走行、バスガイドさんの軽快な案内で、高田のまち造りの経緯や背景を体系的にご覧いただきます。運行は地元「頸城自動車」様にご担当いただいております。

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そしてバスは高田文明開化の象徴、百年映画館「高田世界館」へ。

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明治44年に芝居小屋として誕生した高田世界館は、NPO法人によって今でも毎日映画を上映している現役最古の映画館で、建物は登録有形文化財です。

もちろん、映写室の見学も!

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次に訪れるのは伝統的な雁木町屋。写真は町家交流館「高田小町」ですが、今年はどの町家にご案内するか、その日によって異なります。リピーターの方にはワクワク感倍増です。

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おふるまいや買い物タイムを経て、お客様は再び列車へ。

ここから雪月花がエンジンを唸らせ、豪雪の急勾配を登ります。

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二本木駅はすっかり雪に埋まってしまいました。当然この豪雪と、スイッチバック、二本木駅ミニツアーはセットで体験していただきます。

そして今回、時間調整のため初めて停車となったのが新井駅。北国街道の宿場町で、昭和に入って化学工場の進出で急激な発展を見せます。

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ここでは駅長と除雪スタッフの皆さんが雪だるまを作ってお出迎え。

この日はトキテツくんの雪だるま!このクオリティーに脱帽です。

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収まりきらない冬の上越の魅力がぎゅっとつまった4時間弱。

2月の冬期特別運行「高田コース」、まだご予約可能です。

皆様のお電話、お待ちしております!

2018年1月 8日 (月)

新春特別編

あけましておめでとうございます。

今年は雪月花が3度目の春を迎えます。皆様のご期待に沿えるよう、一生懸命乗務して参ります!

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今日は特別編として、雪月花の途中下車駅の一つである二本木駅をご紹介させていただきます。

二本木駅は明治時代後期に建てられた駅舎とスイッチバックが現役の駅として、えちごトキめき鉄道のシンボルの一つとなっています。しかし、修繕を繰り返した影響で、その美しい姿がご覧いただきにくくなっていました。

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最近ご乗車になったお客様はすでにお気づきかと思いますが、屋根と屋根の間の漆喰と高窓。ここ数年トタンで覆われていましたが、昨秋、覆いを撤去いたしました。明治の美しい佇まいが蘇ったのです!

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その手前に見えるのが「赤レンガ小屋」(通称ランプ小屋)。

鉄道ファンの方はよくご存知ですが、明治から昭和にかけて活躍した油類を保管する別棟の倉庫で、二本木駅では現役です!

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新潟県内ではJR東日本の三条、馬下、トキ鉄の二本木、市振と、4か所しか現存しない鉄道遺産です。

立入りをご遠慮いただいていた区画ですが、新たに柵を設置して間近でご覧いただけるようになりました。

そして、

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ホームの先端に進んで行くと・・・

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名付けて「スイッチバック展望デッキ」!!

スイッチバックを撮影される方が多くいらっしゃることから、ホームの先端に柵を設け、線路の高さまで降りて列車の接近を体験していただけるようにしたのです!

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こんな感じでスタンバイします。

もちろん、このような設備は日本で二本木駅にしかありません!

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列車が同時進入するとこの迫力です!!

※「赤レンガ小屋」と「スイッチバック展望デッキ」は雪が解けるまでご利用いただけません。春を楽しみにお待ちください。

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さらには、駅舎の中に眠っていた小荷物窓口を復元し、内部に鉄道グッズを展示した「二本木あのころミュージアム」を新設。

こちらは駅の営業時間内なら通年ご覧いただけます。

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少しだけ昔の姿を取り戻した二本木駅。夜になると高窓から明かりが漏れ、とても情緒的。鉄道ファンならずともシャッターを切ってしまうフォトジェニックな雰囲気です。

この二本木駅をプロデュースしているのが、

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この男。雪月花のニューカマー、横田専属車掌です。

昨年7月にチームに加わり、すでに専属車掌としても乗務しています。お会いになった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

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乗務クルーとして皆様をおもてなしするとともに、運行を計画したり、二本木駅のように新たな魅力を創出したりといったバックヤード業務も、我々アテンダントと専属車掌の大事な仕事です。

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最近はリピーターのお客様がかなり多くなってきた雪月花。

新たな仲間と、新たな魅力で、何度でもご満足いただけるよう、より一層励んで参ります。

皆様のご乗車、心よりお待ちしております。

2017年12月15日 (金)

先週の乗務日記

こんにちは。先週(12月2日・3日)も多くの皆様にご乗車いただきました。

その様子を少しご紹介します。

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ついに始まりました、今年度の冬期特別運行!

12月は「カニコース」です。それでは、出発進行!!

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冬期特別運行では降雪による運休リスク軽減のため、1日1便の設定です。いずれも、糸魚川駅を出て、上越妙高駅に向かうコースになっています。

「雨飾山」に見送られ、いざ出発。そう、向かうのは西です!

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早速車窓に広がる海に、お客様が思わず立ち上がります。

「境川」を経て雪月花は1年ぶりに富山県へ。ここから短い富山旅行です。

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折返し地点の泊駅(あいの風とやま鉄道線)に近づいた雪月花は一旦停止。

実は今回、泊駅には「誘導信号」で入駅するダイヤになっているんです。

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泊駅は、えちごトキめき鉄道とあいの風とやま鉄道の接続駅になっており、スムーズな移動のため、同じホームに同時に2本の列車が進入するんです。

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鉄道ファンの皆様必見のこだわりのダイヤ設定!(専属車掌談)

金沢行きの列車が待つホームに向かいます。

(関空快速などを使われる方はお馴染みの光景かもしれませんね。)

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こういうことです。

ホームでは下新川郡朝日町の皆様がお出迎え。お久しぶりです!

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滞在時間が短く、早々にお別れしなくてはなりません・・・

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能登半島(写真には写っていません)と宮崎海岸を見ながら列車は新潟県へ。

12月の富山県東部はまだまだ穏やか。荒波の日本海とは程遠い美しい海です。

青海駅に差しかかった列車は再び景観徐行です。

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後方にそびえるのは石灰岩の塊「黒姫山」です。

ここ糸魚川の主要産業はコンクリート生産。生産高は国内五指に入ります。

かつてその輸送拠点だった青海駅は長年、国鉄における貨物取扱高一位を誇った駅で、往時を偲ぶことができます。

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糸魚川駅を通過した雪月花は能生駅へ。運転士に見送られたお客様は、ここからバスに乗り換え、「道の駅マリンドリーム能生・かにや横丁」に向かいます。

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ちなみに、マリンドリーム能生の目の前にはサイクリングロードになった旧北陸線跡がありますので、お好きな方は要チェックですよ。

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「かにや横丁」は年末に向け大売り出し。試食だけでお腹がいっぱいになりそうです。もちろん、雪月花のお客様にはカニ汁を一杯サービス。

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こちらは「鮮魚センター」。新鮮な地物の魚はもちろん、「幻魚(げんぎょ)」を始めとした手作り干物もたくさん。

買い物に夢中になってバスに遅れないようにしてくださいね。

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さて、12月の冬期特別運行「カニコース」、まだ、最後の週はご予約可能です!

皆様のお電話、お待ちしております。