信越本線の乗務日記・前編
こんにちは。皆様、アテンダントブログが50回目を迎えました。いつもありがとうございます。
今回はついに、「JR東日本・信越本線」を走行いたしましたので、その様子をご紹介して参ります。
11月23日(木・祝)、この日は通常の運行をお休みして上越妙高駅に回送です。
見慣れたシーンも、この日のお客様にとっては特別な瞬間です。
もちろん、このサボです。
いよいよ、新潟への特別運行が始まります。
旅の始まりはこの面々。
新幹線上越妙高駅の皆様からお見送りいただきます。
高田駅。45秒間の停車では社長、嶋津がお出迎えさせていただきます。
ドアは開きません。
皆さん、冬期特別運行のPRも兼ね、雪国装束での登場です!
隣にいらっしゃるのは「大杉屋惣兵衛」の女将、宮越様。
宮越様からは上越土産として紅白の「翁飴」をご提供いただきました。
列車はトキ鉄の本社所在地、直江津駅へ。トキテツくんがお出迎えです。
そしてこのお二人の姿も。
今回は企画者であるJR東日本新潟支社様たっての希望で、お食事は糸魚川の「鶴来家」が担当。青木父娘に直江津駅までご足労いただき、積み込みまでしていただきました。
「いつもと変わらぬお料理です。」青木氏の言葉は、新潟へ向かう雪月花への何よりの応援です。
長声一発。汽笛の音も高らかに、雪月花は直江津を旅立ちます。
ちなみに直江津では、「三野屋」様から「継続団子」をご提供いただきました!
(写真がないのが残念!)
あいにくの雨の中、「直江津運転センター」一同に見送られ、JR東日本・信越本線へ。
まさに、歴史的な瞬間です!!
「青海川、柏崎へ、宮内に、東三条は、新津が、」
専属車掌が助詞に気を付けながら停車駅を読み上げると、列車は柿崎を経て、海沿いへ。「妙高はねうまライン」が通称「信越山線」と呼ばれたのに対してこの区間は「信越海線」。荒波の日本海が広がります。
入江が連続する区間では景観徐行を。
雪月花の窓に荒れた日本海が迫ります。
列車は「日本一海に近い駅」青海川へ。
あの、ドラマ「高校教師」の聖地、青海川です!
ホームには日本海からの厳しい風が吹きつけ、傘をさすことができません。それでもお客様は果敢に降り立ちます。
「米山大橋」と並ぶ雪月花。皆様、何かお気づきになりませんか?
そう、停止位置が違うんです!
「今日は雨ですのでせっかくの青海川でお客様が降りられません。車内から海をご覧いただけるよう、車窓を遮るものがない位置に列車を停めます。」
運転士からご提案いただきました。長岡運輸区の粋な計らいに脱帽です。
今回はJR東日本の運転士がハンドルを握ります。あの、「四季島」号も担当する皆さんです!
柏崎駅に滑り込んだ雪月花。
海岸線のフィナーレを飾るのは・・・
「柏崎市立鏡が沖中学校」の皆様によります吹奏楽演奏!
保護者の皆様や地元の皆様も合わせて圧巻のお出迎えです!!
常連様もこの表情。
柏崎駅のおもてなしは駅長様手配です。ありがとうございました。
駅長のマイクパフォーマンスも光っていました。
この先にあるのは越後線・・・ですが、それはまた別の機会に。
盛大なお見送りを受けた雪月花は、中越地方を一路長岡へ。
ここから先は次回、お伝えします。お楽しみに!
では、恒例の舞台裏。
前日、専属車掌が特別に用意したサボ(行先表示板)を挿し込みます。
今回の特別運行も、多くの皆様に支えられながら運命の日を迎えました。
さて、間もなく雪月花は冬期特別運行です。
直近の12月でもまだお席がございます。皆様のお電話、お待ちしております。