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2018年1月

2018年1月29日 (月)

1月の乗務日記

ご無沙汰しております。1月は「冬期特別運行・高田コース」、多くの皆様にご乗車いただいております。

その様子を少しご紹介します。

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ついに降りました。雪です!

皆様、越後上越は雪の中です。1・2月は「雪国の雁木通りツアー」をメインとした「高田コース」です。それでは、出発進行!!

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冬期特別運行の魅力の一つである日本海の荒波を横目に、列車は直江津を経て「花と歴史の城下町」高田へ。

と、その前に。

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ご覧ください、このハイデッキ。ランプがおかしい!!

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この度、ハイデッキ席(貸切)のテーブルランプは上越市のガラス工房「falaj」丸山氏によるオブジェに変更されております。

なんのオブジェかは、実際にご覧ください!

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このお出迎えをご覧ください。

地元有志の皆様によります高田駅での雪国装束を用いたお出迎え。パンフレットでもご紹介しておりますが、お客様からは歓声が聞こえます。

いよいよ、「雪国の雁木通りツアー」の始まりです。

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昨年大好評だった高田の街歩きですが、一部、「高田って城下町なの?」という声も聞かれました。今年はグレードアップした雁木通りツアー、バスで市街地を巡ります。

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バスは北国街道沿いのアーケードから雁木通り、高田城の堀周りを走行、バスガイドさんの軽快な案内で、高田のまち造りの経緯や背景を体系的にご覧いただきます。運行は地元「頸城自動車」様にご担当いただいております。

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そしてバスは高田文明開化の象徴、百年映画館「高田世界館」へ。

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明治44年に芝居小屋として誕生した高田世界館は、NPO法人によって今でも毎日映画を上映している現役最古の映画館で、建物は登録有形文化財です。

もちろん、映写室の見学も!

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次に訪れるのは伝統的な雁木町屋。写真は町家交流館「高田小町」ですが、今年はどの町家にご案内するか、その日によって異なります。リピーターの方にはワクワク感倍増です。

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おふるまいや買い物タイムを経て、お客様は再び列車へ。

ここから雪月花がエンジンを唸らせ、豪雪の急勾配を登ります。

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二本木駅はすっかり雪に埋まってしまいました。当然この豪雪と、スイッチバック、二本木駅ミニツアーはセットで体験していただきます。

そして今回、時間調整のため初めて停車となったのが新井駅。北国街道の宿場町で、昭和に入って化学工場の進出で急激な発展を見せます。

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ここでは駅長と除雪スタッフの皆さんが雪だるまを作ってお出迎え。

この日はトキテツくんの雪だるま!このクオリティーに脱帽です。

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収まりきらない冬の上越の魅力がぎゅっとつまった4時間弱。

2月の冬期特別運行「高田コース」、まだご予約可能です。

皆様のお電話、お待ちしております!

2018年1月 8日 (月)

新春特別編

あけましておめでとうございます。

今年は雪月花が3度目の春を迎えます。皆様のご期待に沿えるよう、一生懸命乗務して参ります!

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今日は特別編として、雪月花の途中下車駅の一つである二本木駅をご紹介させていただきます。

二本木駅は明治時代後期に建てられた駅舎とスイッチバックが現役の駅として、えちごトキめき鉄道のシンボルの一つとなっています。しかし、修繕を繰り返した影響で、その美しい姿がご覧いただきにくくなっていました。

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最近ご乗車になったお客様はすでにお気づきかと思いますが、屋根と屋根の間の漆喰と高窓。ここ数年トタンで覆われていましたが、昨秋、覆いを撤去いたしました。明治の美しい佇まいが蘇ったのです!

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その手前に見えるのが「赤レンガ小屋」(通称ランプ小屋)。

鉄道ファンの方はよくご存知ですが、明治から昭和にかけて活躍した油類を保管する別棟の倉庫で、二本木駅では現役です!

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新潟県内ではJR東日本の三条、馬下、トキ鉄の二本木、市振と、4か所しか現存しない鉄道遺産です。

立入りをご遠慮いただいていた区画ですが、新たに柵を設置して間近でご覧いただけるようになりました。

そして、

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ホームの先端に進んで行くと・・・

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名付けて「スイッチバック展望デッキ」!!

スイッチバックを撮影される方が多くいらっしゃることから、ホームの先端に柵を設け、線路の高さまで降りて列車の接近を体験していただけるようにしたのです!

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こんな感じでスタンバイします。

もちろん、このような設備は日本で二本木駅にしかありません!

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列車が同時進入するとこの迫力です!!

※「赤レンガ小屋」と「スイッチバック展望デッキ」は雪が解けるまでご利用いただけません。春を楽しみにお待ちください。

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さらには、駅舎の中に眠っていた小荷物窓口を復元し、内部に鉄道グッズを展示した「二本木あのころミュージアム」を新設。

こちらは駅の営業時間内なら通年ご覧いただけます。

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少しだけ昔の姿を取り戻した二本木駅。夜になると高窓から明かりが漏れ、とても情緒的。鉄道ファンならずともシャッターを切ってしまうフォトジェニックな雰囲気です。

この二本木駅をプロデュースしているのが、

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この男。雪月花のニューカマー、横田専属車掌です。

昨年7月にチームに加わり、すでに専属車掌としても乗務しています。お会いになった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

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乗務クルーとして皆様をおもてなしするとともに、運行を計画したり、二本木駅のように新たな魅力を創出したりといったバックヤード業務も、我々アテンダントと専属車掌の大事な仕事です。

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最近はリピーターのお客様がかなり多くなってきた雪月花。

新たな仲間と、新たな魅力で、何度でもご満足いただけるよう、より一層励んで参ります。

皆様のご乗車、心よりお待ちしております。