信越本線の乗務日記・中編
こんにちは。
雪月花は11月23日(木・祝)、「JR東日本・信越本線」を走行いたしました。
前回に引き続き、その様子をご紹介して参ります。
トキ鉄を旅立ち、荒波の「信越海線(通称)」を走行した雪月花は、120周年を迎えた柏崎へ。
今回の停車駅のうち、柏崎、東三条、新津、の3駅は、今年120歳を迎えたことを祝した停車になっております。
吹奏楽演奏と「えちゴン」に見送られた雪月花は、分岐していく越後線に別れを告げ信越本線の山間区間へ。
すでに雪化粧した山あいの曲線区間を快走。
雪の中、待ってくれているファンの方々が!
ありがとうございますっ!!専属車掌、慌てて手を振ります。
有名企業の工場をいくつか見ながら、「宝徳稲荷」を通過。
そしていよいよ・・・
信濃川へ!雪月花が、初めて信濃川を渡ります。
上越地方から鉄路を新潟へ向かう際、越後線経由では新潟の中心地で、信越本線経由ではここ、長岡の手前で信濃川を渡ります。
いずれにせよ、私たち新潟県民にとっては感慨深い瞬間ですね。
そうこうしているうちに上越線の立体交差と合流し、宮内駅へ。
「長岡生姜醤油ラーメン」でお馴染みの宮内です。
ここでのおもてなしは長岡駅長様による手配で、ホームになんと!
酒樽です!!「吉乃川」様による「極上吉乃川」のお振舞いです。
車内は拍手が巻き起こります。
その横では、後続の「しらゆき」号が通過。長い汽笛が憎いです。
さらには「長岡観光コンベンション協会」様が花火のタオルをお配りいただきました。
・・・ちなみに、「吉乃川」様は新潟県で2番目に古い老舗企業です。
・・・ちなみに!高田駅で見送りをしてくれた「大杉屋惣兵衛」様も新潟県で3番目に古い老舗企業です!
皆様、ありがとうございます。
すぐに長岡駅に進入する雪月花・・・そう、通過です!激レアです。
しかも普段は通らない旧1番線を通過します。ファンならずとも緊張が高まります。
暗いはずの旧1番線に電気が灯り、なんと長岡運輸区の皆様が。
(写真で確認しずらくて申し訳ありません)
束の間の逢瀬です。
JR東日本の皆様の粋な演出に、お客様もクルーも感動しっぱなしです。
ゆっくりと長岡駅を過ぎると、上越新幹線と別れて田園地帯へ。
「信越線もいいね」「また別の季節にも来たいね」
お客様の温かいお言葉に、笑顔がこぼれます。
カウンターからもそんな車内の様子が気になります。
見附駅を過ぎたあたりから、霊峰「弥彦山」が急接近。
雨が弱まり、後光が射しています。
どうやら「おやひこさま」も、雪月花を歓迎してくれているようです。
五十嵐川では「7.13水害」の悲劇に思いを馳せながら、列車は東三条駅に滑り込みます。「四季島」号も燕三条の金物を見学するために停車する、東三条駅です。
ここでは東三条駅長様が大凧でお出迎えです。ありがとうございます!
色々な形で、色々な皆様に歓迎していただきます。
これより先、新潟のベッドタウンを目指して雪月花は再び田園地帯へ。
なんと虹です!虹に向かって雪月花が走ります。
(きれいな写真がありません!)
ここから先はいよいよ新津駅を経て、新潟のビル群へ!!
その模様は次回、お伝えします。お楽しみに!