大糸線の乗務日記
こんにちは。皆様、雪月花が初の本格的な他社線乗入れとして「JR西日本・大糸線」を走行いたしました!
その様子を少しご紹介します。
11月12日(日)、この日は通常の運行をお休みして糸魚川に回送です。
車内サービスは雪月花のクルーが担当しますが、大糸線内の運転はJR西日本が担当です。
早速、運転士の乗継ぎが行われます。
他社の運転士が初めて雪月花のハンドルを握るわけですね。
お食事はもちろん「鶴来家」。もちろん、青木氏が自ら積込みます。
各会場の準備は万全。
お客様の到着を前に、「大糸線全線開業60周年記念式典」が始まります。
弊社からも社長の嶋津が祝辞を述べさせていただきました。
いよいよお客様を乗せ、大糸線に向け出発です。
出席者の皆様を始めとした多くの皆様に見送られます。
沿線では地元の皆様が途切れることはありません!
その熱狂ぶりに私たちもお客様も驚きを隠せません。
姫川温泉「ホテル国富翠泉閣」様では従業員の皆様が一列でお見送り。
(写真がないのが残念!)
また、窓から身を乗り出して手を振ってくださる方まで。
洞門をくぐり、トンネルを抜けて、雪月花は山を登ります。
沿線住民の皆様、撮影中の鉄道ファンの皆様に手を振っていると、あっという間に列車は折り返し地点の南小谷駅へ。
こちらでも、太鼓の音とともに下にも置かないもてなしです。
南小谷駅は長野県小谷村に位置する標高500mの駅で、管轄はJR東日本長野支社。列車の運行は東西二つのJRがここを境界としています。
さて、ここでは普段実現しない奇跡の並びが!
新宿からの特急「あずさ」号です。あの「あずさ」です。
黒澤南小谷駅長を始めとした多くの皆様とお別れして、雪月花は一路糸魚川へ。
フォトコンテスト開催もあってか、撮影の方々が各所に布陣。
一方専属車掌、この日ばかりは初めての路線で真剣な面持ちです。
今一つ紹介しておかなければならないのが、平岩の日帰り温泉「くさの湯」様。今や大糸線のなくてはならない応援団の一つとなっておられるようですが、この日は増員体制です。
「ガンバレ大糸線」の文字が輝いています。
前日の運行を終えた雪月花が車庫に戻ると、集まって来る車両検修の面々。
何をしているのかというと・・・
煙突のまわりのススを磨いていたのです!
晴れ舞台を前に、みんなで車体を磨きます。
洗浄台では一生懸命窓を磨いています。担当してくれているのは、地元業者「ハウスクリーニング福屋」の皆様。ピッカピカです。
そして、専属車掌がサボ受けを磨き、この日のために特別に用意したサボ(行先表示板)を挿し込みます。
この美しいサボは燕市小池工業団地の「燕振興工業」様謹製です。
かくして大糸線への特別運行、多くの皆様に支えられながら無事に終えることができました。
この場を借りて御礼申し上げます。
この後11月23日(木・祝)は信越線にて特別運行です。
沿線での応援、お待ちしております!